2019年 08月 20日
『 福島県議会 政調会 』 |
9月定例会へ向けて、県庁の各部局長が9月補正予算の基本的な考え方や、
議会に提出予定の主な議案、取組の主なものについて説明し議員が質問するものです。
各部の主な取組をご紹介します。
・「総務部」
(風評・風化対策について)
県内の外国人宿泊数や農産物輸出量が過去最高を記録し、また、7年連続日本一を達成した日本酒などの明るい話題を追い風として、農産物のトップセールスやTOKIOによる新CMの放映、人気ポケモンキャラを活用した周遊企画などを進めていく。
・「危機管理部」
(福島第一原子力発電所の廃炉に向けた取組について)
8月1日から、1・2号機排気筒の解体工事が開始されたことから、7月に廃炉安全監視協議会による立入調査を実施、解体工事に伴う放射性物質の飛散防止対策などを確認。引き続き、国及び東電の取組を監視していく。
また、トリチウムを含む処理水の取扱いについて、8月9日に国の小委員会が開催され、貯蔵継続に関する議論が行われた。県としては、引き続き、国民や県民に丁寧に説明するよう、国及び東京電力に求める。
・「原子力損害対策担当」
(損害賠償について)
賠償の実施状況や復興の状況を確認するため、7月24日から2日間にわたり、原子力損害賠償紛争審査会の委員及び国の職員が、富岡町、大熊町、楢葉町、双葉町及び浪江町を訪問し、避難指示が継続している地域や、楢葉町に開設された商業施設や交流施設、浪江町一円などの状況を視察、各町長との意見交換を実施。
・「生活環境部」
(中間貯蔵施設・輸送状況について)
中間貯蔵施設7月末時点の用地取得状況は、契約者数が登記記録上の地権者2,360人の約73%に当たる1,712人、契約面積は全体面積1,600ヘクタールの約70%に当たる約1,119ヘクタールとなっている。
除去土壌等の輸送状況は、7月末までの累計で、輸送対象量約1,400万立法メートルの26%にあたる約367万立法メートルが搬入、特定廃棄物の埋立処分事業については、7月末までの累計で約8万7千袋が搬入・処分されている。
双葉郡の住民生活や特定復興再生拠点区域の整備事業から生じる廃棄物の処理については、双葉地方広域市町村組合が大熊町に所有する最終処分場 「クリーンセンターふたば」 を活用すること等について、組合、国、県の3者の間で合意、8月5日に基本協定を締結。これらの事業が安全・確実に進められるよう、地元関係者への丁寧な対応を国に求めていく。
・「観光交流局」
10月からは、「福が満開、福のしま。」 ふくしま秋・冬観光キャンペーンを市町村やJR東日本と連携して展開。
浄土平レストハウスについては、7月20日、約10カ月ぶりに施設の使用を再開、8月10日からは限定的な物販も再開。
・「観光交流局・農林水産部」
(県産農産物について)
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした県産農林水産物の消費拡大と販路拡大については、7月17日に東京で食の商談会 「ふくしまプライド。食材博」 を開催し、多くの首都圏食品事業者等との商談会を実施。
大会に供する食材提供の基準となっている認証GAP取得の推進については、4月から7月の間に33件の新規認証を加え、7月末時点で187件となり、特にJA部会等、団体による認証取得が増加しています。引き続き認証取得に取り組む。
・「教育庁」
全国学力・学習状況調査については、去る7月31日に結果が公表され、本県では、小学校及び中学校国語が概ね全国平均となっているいる一方、小学校の算数は、全国平均をやや下回り、中学校の数学、英語とも全国平均を下回った。
9月定例会は任期中最後の定例会になります。
地域の声を大切に、課題解決・将来に向けしっかり取り組んでまいります。
by shiine-takeo
| 2019-08-20 19:28
| 福島県