『 委員会調査: 宮下病院 』 |
【福島県議会 福祉公安委員会:宮下病院】
委員会の県内調査。へき地医療拠点病院として、地域医療をになっている、宮下病院。県内の高齢化率第1位(59.4%)の金山町、第2位(56.1%)の昭和村、第3位(53.5%)の三島町、第6位(44.4%)の柳津町を管内にかかえ、高齢化と過疎化が進む地域医療を支える重要な病院である。
【本年度の事業計画・主要事業の概要について(宮下病院の取組)】
(救急医療等の確保)
① 救急医療等の水準確保に努めるために、救急協力病院として必要な医療機能や病床を確保するとともに、地域の医療機関等と連携を図り、救急医療・時間外診療に対応する。
② 慢性疾患への対応として、ニーズに応えるよう診療科の維持充実をはかる。
③ 公的診療所等への診療応援として、特養老人ホームへの医師派遣を行う
④ 人材育成として、臨床研修医や地域医療に関心を持つ医学生等を積極的に受け入れる。
(地域包括ケアの構築支援)
① 在宅医療の提供のために、宮下病院を退院した患者等の訪問診療や訪問看護による継続的なケアを行う。
② 地域包括ケアシステムの構築支援のために、術後の回復期等におけるリハビリテーションの充実を図る。町村、介護事業所との連携をはかりシステムづくりを支援する。
③ 健康づくりの支援として、健康診断や、町村と連携した出前講座、運動機能の低下を予防する取組や健康づくりの啓発を行う。
④ 認知症への対応として、自治体の「認知症初期集中支援チーム」に参画し、医療面の支援を行い、認知症の方々の早期受診につなげる。
地域住民にとって欠かすことができない宮下病院。老朽化が進んでおり県として今後、建て替えを前提とした機能強化の方向性を具体化してまいります。