『福島県立こころの医療センター(仮称)・現矢吹病院、基本設計について』 |

『福島県立こころの医療センター (仮称) ・現在の矢吹病院、基本設計について』
県立矢吹病院における児童思春期外来の受診者数は平成24年から平成28年までで2.7倍に増加するなど、子供の心のケアの充実は重要な課題でありました。
しかし、施設の老朽化が進み精神科医療の変化に対応ができず、病院機能を強化する必要があるため、現在全面建てかえを計画しております。
具体的には、県内では未整備である重篤な精神疾患を有する子供専用の病床や心神喪失等により重大な他害行為を行った患者の社会復帰を支援する医療観察法病床に加え、軽度の鬱等による不調でも気軽に受診できるような明るく開放的な施設の整備などを盛り込みます。
子どもへの配慮や不安軽減、教育機関との連携を図る視点から、学習施設を備え、全室個室とします。
今後も県内唯一の公立精神科病院として先進的な医療が提供できるよう、医師など医療スタッフの充実を図るとともに、子供専用の病床や診察室、待合室、さらには学習設備といった子供の心のケアの充実に向けた環境整備の検討を進めてまいります。