『トリチウム含む処理水 海洋放出問題』 |
東京電力福島第一原発で保管中の
放射性物質トリチウムを含む処理水の処分方法を巡り、
国の有識者会議による国民の意見を聞く公聴委員会が、
郡山市で開催されました。
参加された住民、会場からは、
海洋放出に対する反対意見が相次ぎました。
私も処理水の海洋放出に反対です。
現在、国・東電が行っている貯蔵タンクでの長期保管を
今後もしっかり行っていくことが重要と考えます。
長期保管で放射能を減衰させ、技術的進歩を待つべきと考えます。
それは事故をおこした当事者の最低限の責任だと思います。
原発事故から7年半近く経っても、
いまだ避難生活を余儀なくされている県民が何万人もいます。
福島県はいまだ風評問題で苦しみ、
農産物の輸入規制は少しずつ解除されてきましたが、
規制をかけている国がまだ20数か国に及ぶのが現実です。
このような中、今年、関係者の努力で事故後初めて海水浴場が再開され、
ようやく海に元気な声が響きわたった地域もあります。
なんとか頑張ろうとしている方々が沢山いる中で、
こういった社会的影響が大きい問題を、
一部の方が安易に方向付けしていくことは危険と考えます。
これ以上、人為的に福島県を破壊することは無責任です。
委員会の方々には、原子力規制庁へ今回の公聴会の意見を
ゆがむことなく、しっかり届けていただきたく思います。